校長室から

2年次 ゼロカーボン出前授業

 2年次物理基礎では、北海道石狩振興局 保健環境部環境生活課 主幹 田中裕人 様、同専門主任 菅野陽一郎 様を講師にお招きし「ゼロカーボン北海道」について学びました。ゼロカーボンの解釈や意義など基礎的なことから、「水の循環」 を通して環境科学について学ぶことができました。

 地球温暖化対策に向けたキーワードである「ゼロカーボン」「カーボンニュートラル」「脱炭素」。北海道では、2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素など)の削減と森林の保全を進め、ゼロカーボンを目指しています。しかし、北海道は全国比で1人あたりの温室効果ガスを出す量が約1.3倍多いんです。その訳は「寒い」から暖房が必要不可欠であること、そして「広大」な土地により、車で移動する機会が多く、燃料をたくさん消費してしまうことからです。これからも一人ひとりができる、環境に優しい取組が必要です。もっともっと多くの生徒に、ゼロカーボンを知ってもらいたい! と感じました。(11月下旬には2回目のゼロカーボン出前授業を予定しています)

北海道石狩振興局 保健環境部環境生活課 主幹 田中裕人 様(中央)による授業

第12回 市民の声を聴く会

 10月22日(火) 「市民の声を聴く会(千歳市議会主催)」に生徒会執行部の生徒とともに参加させていただきました。市民の声を聴く会は平成24年度から実施されていて、今回のテーマは「千歳について語ろう」です。教育・子育て・観光・市民生活などを中心に、各グループに分かれて意見交換等を行いました。生徒たちにとって政治参加へ興味関心をもつよい機会となりました。

 生徒たちは事前にICTを活用したプレゼン資料を作成し、市議会議員の皆さんや参加された他校の高校生、大学生、一般市民の皆さんに、総合学科に生まれ変わり地域連携をキーワードに歩み続ける本校の紹介等をしました。

 このような機会を与えてくださった千歳市議会議長はじめ、市議会議員の皆様、市議会事務局の皆様に感謝申し上げます。引き続き、本校の教育活動にご理解、ご協力、ご支援くださいますよう、お願い申し上げます。

レスリング部 フォーデイズ杯 令和6年度(第17回)全日本女子オープン レスリング選手権大会

 10月19日(土)・20日(日) フォーデイズ杯 令和6年度(第17回)全日本女子オープン レスリング選手権大会が静岡県焼津市総合体育館(シーガルドーム)で開催されました。

 本校からは1年次、三明日香さんが出場し、U17の部 65㎏級において、見事第3位に入賞しました。強豪ひしめく全国大会において大健闘です。次年度は優勝を目指して、三明さんは今日も練習に励んでいました。おめでとうございます!!

1日防災学校

 9月20日(金)下記の時程のように「1日防災学校」を開催しました。防災こそ地域との繋がりが大切だと感じています。

  1年次 2年次 3年次
朝SHR シェイクアウト訓練
1時間目 避難所運営ゲーム(Doはぐ) 防災に関する教科授業 防災に関する教科授業
2時間目 避難所運営ゲーム(Doはぐ) 防災に関する教科授業 防災に関する教科授業
3時間目 防災に関する教科授業 避難所体験プログラム 演習「防災と減災」
4時間目 防災に関する教科授業 演習「防災と減災」 避難所体験プログラム
5時間目 避難訓練→消火訓練・降下訓練・救難訓練
放課後 下校確認・保護者引渡訓練

 これまで学校が行ってきた避難訓練だけでは、現在の様々な災害には太刀打ちできないという思いが私の中にありました。昨年の8月に仙台市で開催された「第72回全国高等学校PTA連合会大会 宮城大会」の際に、本校の加来PTA会長・生田総務部長(当時)とともに、石巻市震災遺構(門脇小学校)等にて災害に係る研修を深めてきました。

石巻市震災遺構 門脇小学校(令和5年8月撮影)

 門脇小学校の火災痕はこの写真からも理解できると思いますが、実は学校内部から出火したのではなく、津波で流されてきた火災民家から燃え移ったものであることを知りました。門脇小学校は津波火災による被災状況を残す全国で唯一の震災遺構です。平時における訓練の重要性、避難の在り方、生命の尊さや自然との共存の意味を改めて知らされました。同時に「1日防災学校」の企画・立案をこのときから始め、この度、各関係機関との連携により実施することが出来ました。

 ここ千歳市では津波被害は考えづらいものの、2018年9月、胆振地方中東部を震央とする「平成30年北海道胆振東部地震」があったばかりです。震度7の観測は全国で6例目、北海道では初めてでした。

 災害等には事前対応の段階から「繋がること」がとても大切だと考えています。自衛隊のまちと称される千歳市ですから、自衛隊千歳基地はもちろん、千歳市防災・危機対策係、千歳市消防本部、石狩振興局危機対策室の各関係機関にご協力とご支援をいただきました。また、高等学校では珍しい取組といえる「保護者引渡訓練」も行い、各年次あわせて50名以上の保護者の皆様にご協力をいただきました。改めまして「1日防災学校」にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。次年度以降も課題点を改めながら開催いたしますので、よろしくお願いいたします。

 なお「1日防災学校」の詳細は、ホームページ「千歳北陽Topics(9/25付け)」をご覧くだされば幸いです。

避難所運営ゲーム(石狩振興局危機対策室)のようす

避難所体験プログラム(千歳市防災・危機対策係)のようす

消火訓練(千歳市消防本部)のようす

降下訓練(千歳市消防本部)のようす

救難訓練(陸上自衛隊千歳基地)のようす

保護者引渡訓練のようす

吹奏楽局 航空自衛隊千歳基地野球部の応援に!

 9月21日(土)~23日(祝)、吹奏楽局は航空自衛隊千歳基地野球部の公式応援演奏を担当しました。会場は大和ハウスプレミスとドーム(旧札幌ドーム)。応援合戦にエール交換、航空自衛隊歌など、放課後の部活動で何度も何度も練習を重ね、地元千歳市の航空自衛隊野球部の皆さんのお力に少しでもなればという思いで、いざ本番へ。練習時に「校長先生、自衛隊の野球部の皆さんが勝ち進んだら全国大会は大阪です。私たちも大阪にも行けるよう頑張ります!」、生徒(顧問含む)が笑顔で話してくれました。残念ながら大阪行きは来年度への持ち越しとなりましたが、様々なかたちでの「地域連携」を大切にしています。航空自衛隊千歳基地野球部の皆様、このような機会を頂きましたことに感謝申し上げます。引き続き、生徒や教職員へのご声援もよろしくお願い申し上げます。