北海道千歳北陽高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。このたび、令和7年度より本校の校長となりました吉田拓二と申します。歴史と伝統、そして未来への可能性に満ちた本校で、新たな一歩を踏み出せることを大変光栄に感じております。
本校は昭和48年の開校以来、地域に根ざした教育を大切にしながら、「誠実・進取・自立」の校訓のもと、生徒一人一人の個性と可能性を尊重し、豊かな人間性と確かな学力を育んできました。卒業生たちは、北海道内外でさまざまな分野で活躍しており、その姿は本校の誇りであり、後に続く生徒たちの大きな励みとなっています。
近年、社会は急激に変化し、これまでの常識が通用しない時代に突入しています。AIの進化、グローバル化、環境問題など、私たちの未来には数多くの課題と可能性が混在しています。こうした時代において必要とされるのは、ただ知識を詰め込むことではなく、「自ら課題を見つけ、考え、行動し、他者と協働して解決する力」であると考えています。
本校は、総合学科として令和6年度に全校生徒が自己の進路実現に向けて、共通教科から専門教科にわたって幅広く学習が可能な学校として完成しました。日々の授業をはじめ、探究活動や部活動、千歳工業クラブや北海道ハイテクノロジー専門学校などと連携した学習活動など、さまざまな学びの場を通じて「生きる力」を育てる教育を推進しています。生徒たちが自らの興味関心を深め、主体的に学び、自分の言葉で未来を語れるようになることを目指しています。そのために教職員一同、情熱と誠意をもって生徒一人ひとりに向き合ってまいります。
また、令和4年から導入された「アンビシャススクール」とは、生徒自身が自己の学びのなかで「分かる喜び」を実感したり「もっともっと学びたい」という意欲を高めたりするために小集団での学習(1学年)や学びなおし、教育相談の充実、社会生活、就職後の基礎基本など多岐にわたって、学ぶ意欲のある生徒のサポートをする学習環境を持つ学校の総称でもあります。
本校が大切にしているのは「一人一人を活かす教育」です。仲間とともに学び、悩み、喜びを分かち合う経験は、かけがえのない財産になります。家庭や地域との連携も欠かせません。保護者の皆さま、地域の皆さまのお力添えをいただきながら、「地域に開かれ、信頼される学校づくり」を進めてまいります。
これからの時代を生きる若者たちには、「正解のない問い」に立ち向かう勇気と柔軟さが求められます。そして何より、自分自身を信じ、他者を尊重し、多様な価値観を受け入れられる寛容な心が必要です。私たちは、千歳北陽高校という学び舎で、そうした人間力を育てる教育に全力を尽くしてまいります。
本校の教育活動が、生徒たちの夢の実現に少しでも貢献できるよう、私含め全教職員が学び続け、成長し続けたいと考えております。どうぞ今後とも、北海道千歳北陽高等学校への温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月
北海道千歳北陽高等学校
校長 吉田 拓二
〒066-8611
北海道千歳市北陽2丁目10番53号
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