2024年6月の記事一覧

「時間を守る」大人になってほしい

 私は最も多くの保護者の皆様が来校される日となる入学式に、保護者の皆様に本校の教育活動へのご支援ご協力をお願いしています。今年度の入学式式辞ではこのように申し上げました。「(中略)本日から、お子様の将来を見据えて、私たち教職員は教育活動に邁進いたしますが、教育効果を上げるためには、ご家庭の格別のお力添えが必要不可欠です。「子どもは親や教師の『いう通り』にはならないが、『する通り』になる」と言います。「なって欲しい子どもの姿」を保護者の皆様と、私たち教職員が共通に思い描き、人生の先輩として、懸命に生きる「後ろ姿」を示していくことが大切であると私は考えます。何卒、本校の教育方針をご理解いただき、ご支援とご協力をお願い申し上げます。」

 さて、私が本校に着任して気になることがあります。その1つが「遅刻」です。先週、6月12日(水)~14日(金)まで前期中間考査を行いました。12日~14日の考査期間中の遅刻者数は全校で各日とも「1名」。総じて年4回行われる何れの考査中も遅刻者数は、ほぼ「ゼロ」です。しかしながら考査を終え、始めての登校日となった昨日は、全校で14名(1年次8名、2年次2名、3年次4名)、本日は全校で15名(1年次8名、2年次1名、3年次6名)と激増しています。

 本校では高校を卒業して就職する生徒も少なくありません。大学に進学すれば高校のような担任制は、ほぼありません。遅刻するも、しないも本人次第。すべて本人の責任です。高校生のうちに「時間を守る」ことを当たり前のことと体感できるようになってほしいと思います。

 当然ながら、今後も学校として遅刻指導は粘り強く行います。私たち教職員も「率先垂範」に努めて参ります。どうかご家庭におかれましても、お子様の「時間を守る」ことへのご指導を、引き続きお願い申し上げますとともに、遅刻者「ゼロ」の学校に向けたご協力をお願いいたします。本校生徒には「時間を守る」大人への成長を期待しています。