2024年9月の記事一覧
1日防災学校を実施しました
9月20日(金)に「1日防災学校」を実施しました。
当日のスケジュールは以下の通りです。
1年次 | 2年次 | 3年次 | |
朝SHR | シェイクアウト訓練 | ||
1時間目 | 避難所運営ゲーム(Doはぐ) | 防災に関する教科授業 | 防災に関する教科授業 |
2時間目 | 避難所運営ゲーム(Doはぐ) | 防災に関する教科授業 | 防災に関する教科授業 |
3時間目 | 防災に関する教科授業 | 避難所体験プログラム | 演習「防災と減災」 |
4時間目 | 防災に関する教科授業 | 演習「防災と減災」 | 避難所体験プログラム |
5時間目 | 避難訓練→消火訓練・降下訓練・救難訓練 | ||
放課後 | 下校確認・保護者引渡訓練 |
この日は、朝SHRの「シェィクアウト訓練」から始まりました。地震発生を告げる放送の音声に反応して、①ドロップ(姿勢を低く)②カバー(頭や首を守って)③ホールドオン(動かない)を実践しました。訓練を踏まえて、「焦って動き回らず、まずは周りの落ちてくるものから身を守るようにしたい」との声が聞かれました。
続いて1年次は、石狩振興局危機対策室の高田主査を講師に迎え、避難所運営ゲーム「Doはぐ」を行いました。「Doはぐ」は、真冬の北海道で直下型地震が発生し電気や水道等が使えないという想定に沿って、今回は150枚のカードで示されたさまざまな条件を、5~6人のグループで話し合って解決していく「防災教育カードゲーム」です。次々と訪れる避難者を体育館や教室等に振り分けつつ、都度生じるイベントに対して選択・判断を行っていきます。難しい判断を迫られることもあり、生徒たちは大変苦労していましたが、「Doはぐ」を終えた生徒からは、「冷静に行動し、自分や家族の体の状態や家族構成などをすぐに言えるようにしようと思った」という声が聞かれました。(BS数学でお世話になった公立千歳科学技術大学の学生さん2名がアシスタントとして参加してくれました。)
各年次とも2時間ずつ、「防災に関する教科授業」にも取り組みました。「英コミュⅠ」では、「外国人に災害・避難を伝えよう!」というテーマで、災害に関する英語の言い方や災害時に外国の方にどう声をかけたらいいのかなどを学びました。また、「家庭総合」では「自然災害に備える新しい食の対策」というテーマで、非常食と災害食の違いやローリングストック法などについて具体的に学びました。
2~3年次で行った「避難所体験プログラム」では、千歳市防災・危機対策係の越智係長を講師に迎え、災害時に起こる様々な出来事に対応したハイゼックス(ポリ袋)炊飯や発熱剤を使用した災害食、応急手当、非常用トイレの設置などを体験的に学びました。体験した生徒からは、「きちんとものを揃えて、周りに迷惑かけないような行動をしようと思う」という声が聞かれました。
全校で行った避難訓練は、春の避難訓練の反省を生かし、私語なくスムーズな避難ができました。(指導していただいた千歳市消防本部富岡出張所の職員の方からは、また新たな課題を与えられました。)これに続いて、3つのグループに分かれ、消火器を使った「消火訓練」、校舎3階から救助袋を使って降りる「降下訓練」、陸上自衛隊千歳基地の隊員による「救難訓練」を行いました。
帰りのSHR後には、「帰宅確認・保護者引渡訓練」を実施しました。保護者引渡訓練は、大地震で公共交通機関がストップ、道路も寸断されたという想定の下、50名余りの保護者の方にも参加していただきました。
生徒たちの振り返りからは、「1日防災学校」を通して「自らの安全を確保することのできる基礎的な資質・能力」や「 自ら進んで安全で安心な社会づくりに参加し貢献しようとする態度」を少なからず身に付けることができたようです。
このプログラムを実施するに当たり、協力を頂きました全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
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