校長挨拶

学校長挨拶

 北海道千歳北陽高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。日ごろから本校の教育活動に、保護者や同窓会の皆様をはじめ、関係機関の皆様、地域の皆様に多大なご支援をいただいておりますことに、深く感謝申し上げます。

 本校は千歳市が中心となって高校新設促進を働きかけ、昭和48(1973)年4月、北海道千歳北陽高等学校として開校しました。校名である千歳「北陽」の由来は、千歳市の北に位置し、太陽のように力強く光り輝き、明るくたくましく永遠に伸びゆく学校という願いからです。開校以来、様々な変遷を経て、近年では令和4(2022)年度入学生からアンビシャススクールを導入し、さらに総合学科への転換を行い、今年度が総合学科の完成年度となります。

 総合学科は普通科と専門学科に並ぶ第3の学科として設けられ、共通教科から専門教科にわたり幅広い教科を開設しています。生徒は将来の職業選択を視野に入れながら、自己の進路実現に向けて、幅広い選択科目の中から自ら科目を選択して学ぶことが可能です。地域の要望に応える学校として、千歳工業クラブや北海道ハイテクノロジー専門学校などと連携した学習活動を展開するなど、先行き不透明で変わりゆく社会で生き抜く力を探究しながら、多様な進路実現につながるよう教育課程を編成しています。
 また、アンビシャススクールとは、生徒が自己の生き方を考えながら、「分かる喜び」を感じたり、「もっと学びたいという気持ち」を高めたりするため、学ぶ意欲に応える学習指導により、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着や、社会生活・職業生活に必要な、基本的な能力・態度の育成に重点を置く学校の総称です。少人数での学習集団の編成(1年次)や教育相談体制の充実など、きめ細かな指導体制のなかで、自己理解、学び直し、そして将来設計について集中的に取組み、学習や進路選択への不安を解消しながら、進路実現に向けたサポートをしていきます。
 さらに、令和4(2022)年度入学生から制服を一新し、今年度、全校生徒が新制服となります。新制服は、本校24期卒業生であり、現在ドレスデザイナーとして世界的にご活躍されている伊藤羽仁衣さんのデザインによるものです。校訓「誠実・進取・自立」に象徴される校風を継承しながら、多くの卒業生が道内だけではなく全国・世界の多方面において活躍しています。

 今後も地域に愛され大切にされる千歳北陽高等学校を目指し、生徒自らが主体的に探究し実践して参ります。本校の具体的な取り組みや生徒の活躍等、詳細につきましては、随時ホームページを更新いたしますので、今後もご覧くだされば幸いです。
 引き続き、保護者や地域の皆様、関係機関の皆様に信頼され、ご期待に応えることができるよう、全教職員が生徒や保護者の皆様とともに一丸となって教育活動に取り組んで参りますので、北海道千歳北陽高等学校に、温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

                 北海道千歳北陽高等学校長  渡 辺 晃 史
                           (令和6(2024)年4月)